作業事例の紹介(ブログ)
2024年06月22日

真っ赤なディスカバリーⅡをご成約頂きました。納車整備を進めます。

とある芸人さんのYoutubeに取り上げて頂きました真っ赤なディスカバリー。

今回もプレゼン王が担当させて頂き、無事ご成約となりました。

 

この画像の撮影後にFバンパーを新品に交換しました。希少ですよ。

サイドステップやモールが無いため非常にスッキリした印象はかつての

XJチェロキーで言うところのスポーツというグレードに近いですね。

お客様とじっくりと時間をかけて様々な相談をお受けしました。

その中でやはり気になるのがボンネットとルーフの塗装ボケ。

特に屋根は普段視界に入りませんので、許容もできるとは思いますが

実は他にも少し懸念がありました。

Fガラスのアッパーモールに謎のコーキングが施されています。

実はこれ、ある程度の想定がありまして。

普通はこの箇所よりもサンルーフ周辺に雨染みがあったり生地の浮きなどありますが

Fガラスに集中しています。という事はFガラスからの雨漏りの可能性があります。

分解前には想像で話をする事しかできませんが、お客様の悩みを解消します。

具体的にはルーフの再塗装のご注文を頂きました。鈑金塗装と一言に言っても、

その方法や仕上がりなどは幾つかパターンがあります。

ざっくり言うと部品をできる限り外さないでマスキングのみで塗装するパターン。

あるいはできる限り部品を外して作業するパターンなど。

今回はルーフライニング(天井の内装)の張替え作業もオーダー頂きましたので、

それならばと全て外しての作業となりました。

コーキングを残して塗装はできませんので、まずは除去します。

その次にその理由を探るべく、シャワーテストを行い、どこから

雨漏れが発生するのか確認します。

 

記事をお読みの皆さんは一瞬ですが中々大変な作業です。

デリケートな車ですから、作業の1つ1つ慎重に行います。

結果的にこのピラーの付け根、パネルの接合部からの浸水がありました。

過去に何台も作業しましたが初めてですね。

外側も内側も防水処理を施しますが、アッパーモールを辿って横方向への

水の流れもありますので、徹底的に対処するべくできる限りの作業を行います。

それは・・・

Fガラス外しました。冷やし中華始めました。

実はルーフの塗装の事もありましたのでここまで作業しています。

複合的な理由があるから、と言うべきですかね。

さてさて。それでは屋根の塗装の下準備はどうでしょうか。

サンルーフやルーフバーなど外してあります。

ハッキリ言いますと決して安い金額ではありません。

奥にあるエプソムグリーンも全く同じ作業をしているのが伺えます。

先にボンネットの塗装が終わりました。エンブレムも希少ですがどうにか

探すことができました。

もちろん、塗って終わりではありません。肌を均すため磨きます。

シフトブーツもこの様に劣化してしまいます。交換しても年数が経過すれば

同じ状態になってしまいますので悩むところですが・・

本革で作成しました。ステッチは内装に合わせてベージュです。

イギリスで販売されている物よりは良い品質だと自負しております。

現在工場が混雑しているため、整備より先にガワの作業を先行しました。

完成はもとより、作業が進むのが楽しみです。

 

当店ではこの様な作業は全て追加オーダーとなりますので、ご要望があれば

ご相談くださいませ。