作業事例の紹介(ブログ)
2024年03月03日

ディスカバリーⅡ前期ブレンハムシルバーご成約頂きました。納車整備の状況

花粉がツラいっす。戸締まり役です。

個人的にイチオシの前期ブレンハムをご成約頂きました。

薄っすらとゴールドに輝くシルバー。

内装の色使いは英国の旧車そのもの。

ご成約頂いたお客様は初めて所有されるご自身のお車の購入との事でしたので、ゆっくり時間をかけて細かなご説明をさせて頂きました。

必ずお伝えしている事として、完全・完璧な状態には至らない事。特にディスカバリー2においては外装や内装の部品はほぼ全て生産終了のため、修理も交換もできない部分が在ること、サンルーフは修理が不可能な壊れ方をするケースがあるため動作の保証は出来ない事など、この車を見た目のイメージだけで妄想を膨らませているお客様に対しては少し夢を壊すような言葉でご説明させて頂きます。

その上で決心頂き、この車をそして当店にお任せ頂けるのであれば全力でご協力させて頂きます。もちろん、全てを完璧にとは言いませんが、要点を絞って車を仕上げて行きます。

さて。その一部を今回もご紹介いたします。ご納車に向けてまずは下回りから納車整備を始めます。

ブレーキマスター周辺からブレーキフルードが滲んでいます。

ブレーキフルードは剥離剤の効果を持っていますので、塗装にダメージを与えてしまいます。

念入りにケレンし、サビの発生を抑えた上で塗装を施します。

滲んでいたのはリザーブタンクでしたが、マスター共に一式交換します。

フロント側はブレーキに留まらずここまで分解しました。

この車両もボールジョイントの交換になります。

左側も同じく。

相変わらず簡単そうに見えますが結構大変な作業です。

メイン工場の隣に、数日間継続して作業するためのリフトを設けた第2工場がありますので、じっくりと集中して作業に専念できます。

スタブライザーのマウントブッシュも交換しました。

目視点検だけでは見落としがちな項目です。当店では納車整備前に必ず試運転を行います。

それは、車検に受かれば問題がないとは言えず、やはり運転した感触こそが大事だと考えます。

パッド残量は許容するか交換するか迷いましたが、奥側の既存パッドは表面の焼けが気になるので交換。

分解して、部品を交換したら組む、ではなくて清掃やグリスアップも念入りに行います。

一部にサビがあり軽く塗装しましたが、隅々まで塗らないのもポイントです。

この車両も同じく、下回りを完成させてから試運転に移行し、オイル漏れなどの整備は後日実施します。

まずは車検に受かるように細かな箇所を終わらせました。

まだ全ての整備が完了した訳ではありませんが、ここまでの整備でお客様に追加の費用をご請求することはありません。

支払総額に表示されている金額に含まれる内容となっています。但し、全ての車両で同じことを実施する訳ではありません。試運転のフィーリングと点検の結果次第ではここまで作業することもあります、といったニュアンスです。

ここまでで一度試運転に行きます。足回り、ハンドリングなどフィーリングを重視して、体中のセンサーを駆使して車両の細かな挙動を感じ取ります。

本日はここまでとなります。

また次回に続きます。